• コンセプト2ローイングエルゴメーター
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スキーエルゴ スキーエルゴ

ダンパー設定

ダンパー設定

ダンパーはフライホイール収納の側面にあるレバー、あるいはケージへのエアー流入量を調節するケージのことを指しています。当社SkiErgのファンケージはナンバリングがなされており、1-10まで、特定の値に調節することが可能です。それぞれの値が、エルゴを引くたびに流入する空気の量を示しています。
  • ダンパー設定の数値が大きいとフライホイール収納への空気の流入量が大きくなります。これにより抵抗が増加し、フライホイールを回転させるために、より大きな力が必要となります。リカバリーにおけるフライホイールの減速も起こりやすくなり、加速のためにも大きな力が必要となります。
  • ダンパー設定の数値が小さいと、フライホイール収納への空気流入量が少なくなり、フライホイールの回転が容易になります。ダンパー設定の感覚は自転車のギアに似ています。スキーの感覚はダンパーによって変化しますが、抵抗に直接作用するわけではありません。SkiErgにおいてダンパーの数値を小さくすることは、自転車において軽いギアに下げることに類似しています。

ダンパー設定に関する注意

多くの方が誤解していますが、ダンパー設定数値は、強度や抵抗を示しているわけではありません。強度はハンドルを動かす皆様の体幹、脚、腕によってのみ決定します。言い換えれば、どれだけ強く引くか、ということです。強く引けば、それだけ抵抗を強く感じるようになります。なぜなら、SkiErgは(回転するフライホイールによって生まれる)空気の抵抗を利用しており、ホイールのスピードが速いほど、抵抗が大きくなるからです。

話を分りやすくするために、雪の上でスキーをすることを考えてみてください。今滑っている速度が速くても遅くても、加速するためには強度を上げて力を加えなければなりません。速度によって感触が変わっているだけです。スピードがついた状態から更に加速するにはスピーディーな力が必要ですが、低速から加速するには、スピードよりも、力強さが必要になります。

ダンパー設定が1-4の範囲では、SkiErgは高速走行の状態、すなわちフラットやダウンヒルの状態の感触となります。それ以上の高い数値の場合は、低速、あるいはアップヒルの感覚となります。これらの設定に関わらず、強度を上げたい場合は、ご自身のパワーを上げることが必要です。

ドラッグファクター:努力を正しく見積もるために

ダンパーの設定値を上げれば、スコアを向上できるのではないか。多くのお客様がそのように考えます。パフォーマンスモニターを用いることは、ダンパーの数値に依存しないスコアの検討を行うことを可能にします。

1回引くごとに、PMはフライホイールの減速の「コンディション」を測定します。この減速スピードがドラッグファクターと呼ばれるものです。次に引くときには、PMはドラッグファクターを使ってスコアを見積もります。このようにして、ダンパーセットに依存しないスコア算出が可能になります。この自己計算修正システムにより、異なるSkiErgを用いても、スコアを比較することができ、エルゴ大会や、オンラインランキングでの競争が可能になります。

異なるSkiErgを用いるときは、ドラッグファクターに注目してみてください。ご家庭でダンパーを3にしていても、近所のジムに行けば4が丁度良い、ということがあるかもしれません。気温はもちろん、糸くずがどれだけたまっているかによってすら、ドラッグファクターに影響がでます。普段と異なるマシンをご利用になる際は、ドラッグファクターを参照しながらダンパーを設定して頂くのがよいでしょう。ドラッグファクターの見方、をご覧いただければ、設定の目安についてご説明いたします。

どのダンパーを使えばよいのか

何回か試してみることで、ご自身にとって最適なドラッグファクターやダンパーの設定値はお分かりになるかと思います。最初の段階では、ダンパーの数値は3以下に設定されることをお勧めいたします。必要以上にダンパーの数値を上げてしまうと、トレーニング効果を得る前に、筋肉を無駄に疲れさせることになります。パフォーマンスモニターは、ワンストロークごとに迅速かつ正確なフィードバックを行いますので、高い効果を得るために、必要な強度をすぐに把握することが可能です。

ダンパーの設定をあえて変える事で、トレーニングの種類を変えることも出来ます。ダンパーを下げることは、有酸素系のトレーニングを可能にします。逆に、ダンパーを上げると、筋力トレーニングの様相が強まります。

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