バイアスロンのためのトレーニング
バイアスロンとは
バイアスロンとは、高速のノルディックスキーと射撃を組み合わせたスポーツです。片方だけでも大変なスポーツですが、両方組み合わせることで非常にエキサイティングなものになります。1週2-3キロのスキーをやった後に、50メートル先の的に向かって5発の射撃を行うことを想像してみてください。とんでもない競技です。
バイアスロンはアメリカ合衆国では普及した趣味とはいえないかもしれませんが、ヨーロッパでは大人気スポーツとなっています。25000人ものファンがワールドカップに詰めかけ、何百万人もの人々がテレビで観戦します。スキーと射撃という異色のスポーツを組み合わせることで、予想も出来ない結果を生み、熱狂を巻き起こすのです。
世界レベルのバイアスロンともなると、射撃・スキーのどちらかに秀でていれば良いというものではありません。レースの結果は、1回の射撃によって大きく変わります。1回のミスが発生するごとに、ペナルティーとしてスキーの距離の延長、あるいはタイムの加算が行われます。正確に射撃を行うことで優位に立つことは出来ますが、多少のミスをカバーするスキーのスピードも必要です。
バイアスロンのトレーニングは、非常に時間を必要とします。フィジカルトレーニングとして、ノルディックの選手同様の体力トレーニングが必要ですが、射撃の練習も当然必要になります。両者の間隔を空けずにトレーニングすることも、個別に集中して練習することも重要です。
バイアスロンに1度挑戦した人は、皆やみつきになってしまうようです。前回の記録を上回れるようになろうと、トレーニングを重ねるようになります。
室内でバイアスロンを楽しもう
バイアスロンを行うのに、専門の銃や施設は必要ありません。室内においても、工夫することでバイアスロンの雰囲気を楽しむことが可能になります。SkiErgは本物のスキーに近い感覚を得ることが出来ますが、ボートなどの有酸素運動でも同様の効果を得ることが出来ます。射撃の代わりとしては、例えばフリースロー、レーザーガンを利用したシューティング、水鉄砲など、何でもよいのです。ペナルティーとして更にSkiErgを引いたり、腕立て伏せや懸垂を行うのもよいでしょう。パフォーマンスモニターを用いたバイアスロン
パフォーマンスモニターでは、インターバルタイムを設定してトレーニングを行うことが可能です。バイアスロン機能を使うことで、インターバルの間に射撃(あるいはそれに代わるトレーニング)を行うことが可能です。バイアスロン機能を用いると、次のようなことを行うことができます。
- インターバルの回数を設定できる(2回から15回)
- インターバルの長さを設定できる
- ペナルティーラップの距離を設定できる(50 mから250 mまで、50 mごとに)、またはペナルティー無しを設定できる。
インターバルタイムを設定しない場合のトレーニング例
始めに、射撃の代わりとなるトレーニングを決めます。実際のバイアスロンでは、50 m離れた的に向かって5発の射撃を行い、1回ミスショットが出るたびにペナルティーを受けます。いかに、その代わりにとしての例を示します。- バケツや箱に向かって、ボールやお菓子の袋を5つ投げる
- ソフトボールとペットボトルを使ったボーリング
- ダーツの的やバスケットボールのリングがエルゴの近くにあれば、フリースローを行う
- 1.メインメニューで、ゲームを選ぶ
- 2.バイアスロンを選ぶ
- 3.デフォルトの設定として、500 mの距離、3回のインターバルが設定されている。(必要なら+/-のボタンで距離を変更する)
- 4.右矢印を押して、「インターバル数」を点滅させ、+ボタンで、5まで増やす。
- 5.右矢印を押して、「オプショナルペナルティー」が表示させる。+を押して、ペナルティーの距離を決める(100 mをお勧めします)
- 6.チェックボタンを押して、設定を完了する。
スタート!
スキー(あるいはローイング)を開始し、モニターが終了を支持するまで続けます。1セット終えたら、「射撃」を行い、終了後必要なペナルティー(ミスした回数)を設定します。それを4回繰り返し、5回のスキーを終えるまで続けます。タイムを記録し、次回の目標にしましょう。
パフォーマンスモニターでのバイアスロンの設定についての詳細を読む。
世界のバイアスロンを知る
バイアスロンの世界に興味がわいてきたら、国際バイアスロン協会(IBU)のホームページwww.biathlonworld.coがお勧めです。ここでは、これまでの歴史や動画、レーススケジュールなどを見ることが出来ます。